第五话「天才料理人シロ 料理を試される」(2/2)

「ここ数日お前を見ていた」


スープの出汁を取っていたら、ギルさんが話かけてきた。

岩石に腰をかけて、じっと僕を見つめている。


「お前は優れた料理人だ」

「あ、ありがとうございます」

「ただ、それを確信まで持っていきたい」

「確信ですか……」

「あぁ、お前は村の奴らを基準に料理を作っているな?」

「基準?」

「つまりだ。料理をする際、配分を質より量としている」


ギルさん、鋭いな。

村の皆は、腹が空くと狂暴になりやすい。できるだけ腹がふくれるような料理を心掛けていた。味は美味しく、ただし最低ラインの美味しさだ。村の乏しい食料事情では、味と量を両立させるのは至難の業だから。


「さすがです。村の人達は、食欲旺盛でとにかく量が必要でした」

「やはりな。では、今回は美食をメインに作ってくれ」


美食?

つまり美味しく作ればいいだけか、簡単だ。

いつもは腐ったもの、食べられないものを食べられるように工夫しなければならない。

このA級食材ならば、目をつぶっててもできる。

あ、違う。

これだけ厳しいジャシン軍なのだ。僕には到底考えもできない意図が隠されているのか……(內容加載失敗!請刷新或更換瀏覽器)

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