第六话「天才料理人シロ ベジタ村の族長になる」(2/3)
「わ、我らは骨身を惜しんで働きます。で、ですが、やはり暴利、無茶苦茶でございます!」
「無茶ではない。それは怠惰と言うのだぁあ!」
「うぎゃあああ!!」
オルティッシオがギウの顔面に容赦なく拳を入れた。
ドスンという凄まじい衝撃音が響く。
ギウは、顔面に拳大の大穴を開けて血を流す。ピクピクと痙攣後、そのまま息絶えた。
「改めて家畜の長を決めるか」
オルティッシオはそう言って、その場はお開きとなった。
やっぱり殺すんだ。
暴君オルティッシオ、皆も同じ思いだっただろう。
数日後、再度族長会議が開かれた。
家畜の長という物言いはともかく、ベジタ村の族長となれるのだ。しかも十五の試練も無しにである。
ギウが殺されたとはいえ、喜び勇んで志願した連中は多数いた。
だが、なんだかんだいちゃもんをつけられ、軒並みオルティッシオに潰された。
ある者は「お疲れ様でした」とねぎらったら「この程度で疲れるかぁあ!」と殴り殺された。
またある者は、自分の頑健さをアピールしたら「じゃあ試してやる!」と殴り殺された。
皆、顔を見合わせている。
「どうした? 他にいない……(內容加載失敗!請刷新或更換瀏覽器)