第八话「天才料理人シロ 暴帝ティレアと会う」(2/4)
当時の族長ですら空腹だったのだ。
そんな状況で食事が出せただけでも、奇跡である。
偉大な料理人だったおばあちゃんだからこそ、成しえた偉業だ。
でも、味覚がマヒしていたおばあちゃんは、その日、塩加減を幾分間違えて料理を作ってしまった。
そして、まずいと料理を投げつけられ、
おばあちゃんは……殺された。
うぅ、うぅ、くそ、くそぉお!!
Aランクの料理人?
有名料理店の店長?
どっちが素人だ! ふざけるな!
こいつら料理について何もわかっていない。
偉大な料理人だったおばあちゃんが殺され、なんでこんな下手くそ達が名誉を得て、いばっているんだ。
こんなの料理じゃない。
食材をいたずらにこね回しているだけだ。
ずるいよ、ずるい。
涙が出てくる。
悔しい、悔しい。
心の奥底に沈ませていた感情がどんどん膨らんでくる。
あんた達は、おばあちゃんの足元にも及ばない。
あぁ、わかった。この怒りの正体がわかっちゃった。
モチキチは、まだまだ食材に助けられている感は否めない。大金を払ってまで食べようとは僕は思えない。
「そうだろ。炎を制する者は、料理を制する。料理の基本は……(內容加載失敗!請刷新或更換瀏覽器)