第九话「ティレアの至高のメニュー作り 壱」(3/4)
父さんに匹敵する料理人を見つけたかもしれない。
ふっ、邪神軍で一番の料理人って、今後は言えなくなっちゃったね。
でも、いい。
この子となら料理を一緒にしても楽しいかも。
勝負で負けた。ならば情で訴えよう。
「さすがドリュアス君ね。この料理は【百点】よ。文句のつけようがないわ」
「恐縮にございます。彼女なら邪神軍の台所を預けるに相応しく、十二分に活躍できるかと」
「うんうん、そうだね。で、私からのお願い。最初の趣旨を曲げちゃうけど、私も賄いをするね、というかしたいの!」
「ティレア様……」
「お願い。彼女と一緒なら高みに上れそう」
手を組みお願いをする。
ドリュアス君は一瞬目を丸くしたが、口角を上げて微笑む。
そして、
「ティレア様がそれをお望みとあらば」
片手を前に振り、うやうやしくお辞儀をした。
軍団員達も俺の熱意が伝わったのか、俺が賄いを続けることに納得してくれたみたいだ。
「それにしても、このソースの味は脱帽よ。アンチョビとオリーブがうまく味を昇華させている。私ならシャマの葉かパララの実で代用してたところよ。うんうん、彼女は天才だ」……(內容加載失敗!請刷新或更換瀏覽器)